月山湖は治水と水力発電を目的とした山形県最大のダムである「寒河江ダム」の通称名です。
この度、月山湖カヌースプリント競技場湖畔(月山湖まねきの丘)に、東日本では唯一の1000m常設コースと観覧席を完備した「フェリシア月山カヌーセンター」が整備されました。
カヌースプリントは、カヌー競技の種目の一つで、静水にコースを設置し、その区間内でのタイムを競います。
2025年6月に竣工式が行われました。
ダム湖周辺ということで、浄化槽の処理水であっても放流できないため、はじめは一般浄化槽で全量を地下浸透させる案がでました。
トイレのほかシャワー施設もあり浸透の限界があることから、ソフィールでトイレの洗浄水を循環利用し、シャワーの余剰水のみ浸透させることで採用となりました。
浄化槽の水没を防ぐため、ダムの最高水位(HWL)よりも浄化槽の仕上がり天端を上げる必要があることから、FRP槽もプール上のピットの中に収めましたが、配筋の縦筋が邪魔で据付時や水張り試験時にピット内に入る際は、転落しないよう細心の注意をはらいました。
また、土壌浸潤槽の上部には冬季の6mの積積雪荷重に耐えるようデッキプレートを敷設しました。
寒河江ダム(通称 月山湖)では、水柱は最高112mも上がる「月山湖大噴水」が見られます。
清らかな湖水が空高く舞い上がる様子は圧巻です。
夏の夜には期間限定でライトアップが行われるなど、四季折々の自然景観と調和し、訪れる時間や時期によって異なる趣を楽しむことができます。
このダムは、平常時は水を貯めずダム最下部に設けられた放流口から通水することで河川の状態を保持し、洪水時には放流する水量を調節し白川沿川の洪水被害を防止、軽減する役割を果たします。
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